ロッカーアームは、内燃機関に見られ、エンジンの性能と密接に関わっています。
そんなロッカーアームを軸に取り付けることで、以下の性能を実現します。
1. より高い固定環境。
2. 振動の削減。
3. 1分間あたりの回転数(RPM)が高い状態で、動弁装置の制御が機能しなくなる可能性の削減。
ロッカーアームの特徴として、内部に存在する軸受と共にトラニオン(回転軸)を設けている点であり、これらのおかげで摩擦・摩耗を削減することが可能となります。
そんな軸受とトラニオンを両側から固定しているのが、ロータークリップ社製軸用偏心型止め輪(SHシリーズ)です。
図1:ロッカーアームを軸に固定している軸用偏心型止め輪。
従来までのボルトとナットによる固定方法に替わり、ロータークリップ社製の止め輪をロッカーアームに使用することで、以下の利点をもたらします。
1. ロッカーアームを取り付ける軸に溝を加工し、同止め輪を溝に嵌め込むだけで確実な固定環境を実現することが可能なため、生産コストを削減する。
2. ロッカーアームのメンテナンス及び取替えなどを行う際、止め輪の着脱作業を簡易化する。
ロッカーアームを取り付ける軸に溝を加工し、同止め輪を溝に嵌め込むだけで確実な固定環境を実現することが可能なため、ボルトとナットによる固定方法に替わり、安価かつ簡易な固定環境を実現することが可能となります。
図2:軸に固定したロッカーアーム全体図。